CLIMAX & London Nite

what difference does it make? 六本木トンネルの近く、今ではヒルズの近く。オリエンタルビルの地下にあったCLIMAX。かつて、80年代にブリティッシュ・ニューウェイヴ(以下BNW)音楽がかかる貴重な店、でした。なんたって、当時は、インターネットはもちろん、携帯も、パソコンすら普及していなかった時代。あー、信じられない。この30年間の時代の生証人として私は語ろう! ほんま、世界は急速に変わった。

Saturday, November 11, 2006

what difference does it make?

六本木トンネルの近く、今ではヒルズの近く。オリエンタルビルの地下にあったCLIMAX。かつて、80年代にブリティッシュ・ニューウェイヴ(以下BNW)音楽がかかる貴重な店、でした。なんたって、当時は、インターネットはもちろん、携帯も、パソコンすら普及していなかった時代。あー、信じられない。この20年間の時代の生証人として私は語ろう! ほんま、世界は急速に変わった。

で、当時、世界はふたつしかなかった。「普通のもの」と「アンチ普通のもの」、「メジャーなもの」と「マイナーもの」、「JJ」と「anan」、「根あか」と「根クラ」、「丸金」と「丸ビ」、「アメリカ」と「その他」・・・
あ・・・なんというか、さらに恐ろしいことに、当時は、世界がふたつしかないことにすら気づいていなかった人が多かったんだ。普通に、メジャーであるものがすべてだと思っている人すら珍しくはなかった。同じようなファッションしかなくて、同じような人生観しかなくて。なんたって今みたいに情報も無かったので、よほどの努力やカンを働かせない限り、アナザー・ワールドの入り口に気づくことすらなく生きていた人がいっぱいいたんだ。

ということは、今の40代前後世代の何人かは、そうした平坦な人生を送ってきた大半の人たちのその後、ということになるのかな。
いやいや、今、ここに生きていれば、イヤでも「ほかのもの」に気づくようになるさ。
と信じたい。

んでもって、世の中はアメリカン・ヒットチャートに支配されていた世界で、イギリスやドイツのもの、PUNKの名残りやテクノ、ニューロマンチック、エレポップ、ネオサイケ、えーと、ノイズ、インダストリアル・・・などなど、いわゆるindependent系の音楽、アンダーグラウンド、というか、マイナーというか、オルタナティヴというか、つまり「NEW WAVE」な音楽を愛する一握りの人たちが夜遊びする場所が、六本木CLIMAX、そして、新宿TSUBAKI HOUSE on Tuesdayでありました。
なんでツバキは火曜日かというと、火曜日は「London nite」だったからさ!! 確か「Night」ではなく、「Nite」だったと記憶している。パスポートみたいなカードがあったと記憶している。
ああ、懐かしき日々。火曜日はツバキ、その他の日はクライマックス、と。子供たちは集まったのだ。ごく一部の。

ここではそんなことに関連した四方山話を書きます。
みんな、生きている? 
みんな、どこにいるの?

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